iPhoneX付属の通常アダプタで充電にかかる時間
ワイヤレス充電と高速充電を試す前に、iPhoneXを購入時に箱に入っている充電アダプタ(5W)でフル充電にどれくらい時間がかかるか調べてみました。
iPhoneXのバッテリーが0%の状態から100%まで充電するのに2時間58分かかりました。
今までiPhone6sを使っていましたが、フル充電するのに充電時間が長くなったと感じました。
2017年12月21日作成
2019年08月27日更新
iPhoneXやiPhone8の大きなアップデートとして、ワイヤレス充電と高速充電に対応しました。ワイヤレス充電の規格は「Qi(チー)」という広く利用されている規格のため対応する充電器は多く販売されています。
ワイヤレス充電のメリットは、いちいちLightningケーブルの抜き差しをしなくてよく、置くだけで充電ができる点です。
高速充電は、外出などの前に急いで充電が必要というときに嬉しいです。
ただし高速充電を利用するには「Apple USB-C電源アダプタ」と「USB‑C - Lightningケーブル」が必要です。iPhoneX購入時に付属されているLightningケーブルでは高速充電用のアダプタに接続できないので注意が必要です。
29WのアダプタとLightningケーブル購入で、1mのLightningケーブルとセットで8,000円、2mのLightningケーブルとセット9,000円必要なので少し躊躇してしまいました。
この記事ではワイヤレス充電がどんなものか実際に試してみました。使ったワイヤレス充電器とフル充電にかかった時間、高速充電と通常のアダプタで充電した時間と比較して紹介します。
※iPhoneXとiPhone8/8PlusをiOS11.2以上にバージョンアップすることで、ワイヤレスで急速充電(7.5W)ができるようになりましたので、iPhoneXでワイヤレス急速充電の検証を追記しました。(2018年3月9日追記)
ワイヤレス充電と高速充電を試す前に、iPhoneXを購入時に箱に入っている充電アダプタ(5W)でフル充電にどれくらい時間がかかるか調べてみました。
iPhoneXのバッテリーが0%の状態から100%まで充電するのに2時間58分かかりました。
今までiPhone6sを使っていましたが、フル充電するのに充電時間が長くなったと感じました。
今回の検証で使用したワイヤレス充電器はアップルのHPで購入した「mophie wireless charging base」と「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」です。
▼mophie wireless charging base
表面がラバーコートのため、ホコリを取るのがちょっと大変ですが、どんなインテリアでもなじみそうな感じです。ラバーコートなのでiPhoneを置いても滑らないようになっています。
▼Belkin Boost Up Wireless Charging Pad
個人的にはこちらの方が見た目は好きです。iPhoneを置く部分が少し大きく、底面が小さくなっています。
こちらも置いたiPhoneが滑らない素材です。
LED充電インジケータがあり、iPhoneを置いて充電すると点灯するのですが、ライトが小さく光も弱いため、明るい場所ではよく見ないとわからないレベルです。
両方ともアップルのHPでは、「最大7.5Wの高速ワイヤレス充電に対応」と記載がありますが、iPhone側の制限で5Wまでしかワイヤレス充電ができないようです。
年内にはiOSのアップデートで高速ワイヤレス充電にiPhoneが対応するのでその時にどれくらい早くなるか試してみます
※iOSを11.2以上にバージョンアップすることで7.5Wの急速充電に対応しました。(2018年3月9日追記)
ワイヤレス充電をする前に、iPhoneXのバッテリー容量はどれくらいか調べてみました。
機種 | バッテリー容量 |
---|---|
iPhone5s | 1,560mAh |
iPhone6 | 1,810mAh |
iPhone6s | 1,715mAh |
iPhone7 | 1,960mAh |
iPhone7 Plus | 2,900mAh |
iPhone8 | 1,821mAh |
iPhone8 Plus | 2,691mAh |
iPhoneX | 2,716mAh |
iPhoneXはPlusシリーズと同じくらいの容量で、バッテリーの駆動時間はiPhone7より2時間ほど増えているようです。
それでは、実勢にバッテリーが0%から100%までワイヤレス充電と高速充電でどれくらいの時間でできるか調べてみました
調査方法は、以下の条件で試しました。
①バッテリーが0%になったiPhoneX
②充電開始後に電源ON
③アプリはBattery Lifeのみ起動
④Wi-Fi接続、BluetoothはOFF,、メールは15分ごとにプッシュで取得
黒い方の「mophie wireless charging base」で
0%から100%まで充電にかかった時間は
4時間15分でした。
では、フル充電までの経過を見てみましょう。
0%から開始 10:22
2%(電源が入る):2分半 10:24
50%:1時間47分 12:09
100%:4時間15分 14:37
① バッテリー容量が0%の状態でスタート(10:22に充電開始)
② 充電開始2分後に電源がONにできました。その時に充電は2%(この時、時刻は10:24)
③ その後、しばらく放置して1時間47分で50%に。
意外と早く終わるのではと、この時は思っていましたが、ここからが長かった。(時刻は12:09)
④ 3時間半くらいで終わると思っていましたが、80%から100%の道のりが長かった(95%になったのは14:08)
⑤ 100%になったのは充電開始から4時間15分後でした。(終了時刻は14:37)
※iOSを11.2.6にバージョンアップしたiPhoneXで7.5Wのワイヤレス急速充電を試したところ、0%から100%のフル充電にかかった時間は3時間17分でした。
5Wのワイヤレス充電から約1時間短い時間で充電が可能です。(2018年3月9日追記)
同じ条件で、もう一つの白い「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」で試したときは、フル充電まで4時間43分かかりました。
途中でLINEやSKYPEが結構なっていたので少しは影響しているかもしれません。
ただ、両方とも4時間オーバーという結果でした。
充電に4時間はちょっとかかりすぎではないかという印象です。
それでは次に高速充電を試してみます。
使用したのは「29W USB-C電源アダプタ」と「USB‑C – Lightningケーブル(1m)」です。
「29W USB-C電源アダプタ」はiPadで使っていた充電アダプタが少し大きくなった形ですが、Lightningケーブルの差込口がUSB-Cという仕様で形状が異なっています。
高速充電と謳うだけあり、見る見るうちに充電されていき、フル充電にかかった時間は1時間54分でした。
ワイヤレス充電で4時間以上があったので、とても早いと感じましたが、付属の充電アダプタと比較すると期待したほど早くならなかったのが残念です。
4つの充電方法を比較すると以下のようになりました。
①付属の充電アダプタ:2時間58分
②ワイヤレス充電:4時間15分(4時間43分)
③ワイヤレス急速充電:3時間17分
④高速充電:1時間54分
ワイヤレス充電は置くだけで充電ができるという魅力がありますが、7.5Wの急速充電でも、付属の充電アダプタより少し長い充電時間が必要です。
ワイヤレス充電が急速充電に対応するまではフル充電に4時間以上かかっていたため、これでも十分便利にはなりました。
ワイヤレス充電は、購入時の付属の充電アダプタと同じくらいの充電時間ですが、置くだけで充電できるという大きなメリットがありますので、こまめに充電する人は使ってみてください。
急いで充電が必要な人は、Appleの急速充電器を使って充電しましょう。
また、iPhoneXを使用している人で急速充電を使っている人をあまり聞かない原因は、急速充電のアダプタとケーブルを購入する金額が高いのもあるかもしれません。
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急速充電をするには「Apple USB-C電源アダプタ」と「USB‑C – Lightningケーブル」を購入する必要があるため最低8,000円必要です。
8,000円かけて約1時間の充電時間短縮・・・。価値観は人それぞれなのかもしれませんね。
※2018年3月9日加筆・修正
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